9/19(木)の「生命環境化学科※ 特別講義」では、東京工芸大学の校医でいらっしゃる赤松智孝先生に睡眠に関するご講義をしていただきました。講義のタイトルは「サーカディアンリズムと睡眠障害」です。
睡眠に問題を抱える学生さんは少なくありませんので、我々教員も講義を聴講し、勉強しました。
「特別講義」とは工学部の3年生以上および大学院生に開講される授業です。毎回、その分野で活躍する外部講師を招いたオムニバス形式の授業になります。学生は他学科が招いた講師の講義を聴くこともでき、幅広く、理学・工学の見聞を広めることができます。
普段は、もっと化学的な内容の講義が多いのですが、今回は少し趣向を変えて、昨今メディアでも取り上げられ話題になっている「睡眠障害」のお話です。赤松先生のご専門は、精神科領域の職業病や労働災害問題等々です。先生は工芸大の校医を務められて25年になります。毎週水曜日、本学の健康管理センターにおいて、学生相談に応じて頂いています。相談に来る学生の中には、睡眠障害を抱えた学生もたくさんいるようです。ちなみに、講義タイトルにある「サーカディアンリズム」とは、ヒトの1日の活動・休息のリズムのことで、おおむね25時間周期になっているそうです。
今回の授業の参加者は、生命環境化学科・工業化学専攻から41名、他学科から27名、そして教員も大勢参加しました。本授業の対象は3年生以上なのですが、自主的に参加した1年生もいました。授業最後の質疑応答では、学生からも質問があがり、さらに、授業時間終了後も、学生からの熱心な質問が続きました。
睡眠に不安を感じる在校生は、健康管理センターで赤松先生に相談してください。
※本授業は3年生以上が対象なので、企画立案は工学科 化学・材料コースではなく、生命環境化学科になります。