八尾研究室が「都市の二重構造」パートを担当した国立民族学博物館の特別展:日本・モンゴル外交関係樹立50周年記念特別展「邂逅する写真たち―モンゴルの100年前と今」」が3月17日より始まりました。2021年に大学院を修了した堤健太郎君がモンゴル調査結果をもとに作成した集合住宅の住居図面も展示されています。また、ゲル地区の住居模型は同じく2021年に大学院を修了したBAASANSUREN MAGSARJAV君が調査結果をもとに作成した固定住居バイシンの矩計図を参考に構法まで再現し作成されています。難しいバイシンの屋根や敷地を作成したのは大学院生の許英東さん、住居内部の生活の様子を生き生きと伝える家具や生活用具の製作については3年生の檜山祐果さん、萩原柚さんが頑張ってくれ、パワフルな展示となりました!八尾教授も展示準備から大阪へ飛び、プレオープニングではモンゴル国特命全権大使であるダンバダルジャー・バッチジャルガル氏へ、担当した「都市の二重構造」パートの展示に関する説明を行ないました。
会 期 2022年3月17日(木)~ 5月31日(火)
会 場 国立民族学博物館 特別展示館
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 水曜日(※ただし、5月4日(水)は開館、6日(金)は休館)
主 催 国立民族学博物館
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/23187
以下、会場の様子。
中央の吹抜空間を挟み、100年前と現在のウランバートルの都市風景が対峙する。100年前、移動する寺院が定着し誕生した宗教交易都市ウルガ(のウランバートルの前身)を紹介するゾーン現代のウランバートルを紹介するゾーン
2階では19世紀末から20世紀前半にウランバートルを訪れた探検家や研究者が撮影した貴重な写真、現代の写真家がとらえた現代モンゴルの写真を紹介している。
以下、八尾研究室が担当した「都市の二重構造」のパート。都市計画不在の都市でありながら伝統的な住まい方からの継承が感じられるゲル地区の住まい、社会主義時代にソビエト連邦から輸入されウランバートルの象徴的な風景の一つとなっている集合住宅の住まいの紹介。
以下、図録。