河口知美(建築/田村研OG・20年度卒)の卒業設計作品「地形をなぞる音の形態」が、JIA全国学生卒業設計コンクールで最終11選に選出されました。
本作は、第32回 JIA神奈川・卒業設計コンクール銀賞受賞を経て、JIA全国学生卒業設計コンクール出展者に選出されています。
受賞者からの一言。
「JIA神奈川卒業設計コンクールで銀賞をいただき、大変うれしく思います。審査員の先生方の言葉や、他の出展者の作品がとても刺激的で、貴重な経験となりました。
卒業設計は、自分と社会が繋がった初めての作品です。製図の授業では作ることのできなかった、地域や利用者にとって意味のある建築を設計することができたと思います。
「騒音問題は芸術と同じように解釈ができる」と提案したことに共感をいただき、作品の力を実感しました。また、ネガティブな環境でも、すべてを排除するのではなく、許す場所も必要であるという私の主張に対し、「建築に対して良いものと悪いものを決めつけすぎていたかもしれない」という言葉の返しがあり、作品からメッセージを伝えることができた感動がありました。
これから設計者として社会に出るにあたり、建築を設計する意味や楽しさを忘れず、新しいカタチを提案していきたいと思います。」(河口知美)