建築コース

【授業紹介】「室内」の再考

授業:大学院・木曜1限・オンライン
担当:田村裕希

空気を孕む住宅
-密閉された室内が無くとも生活できる建築を考えるー

建築にあたり前のように存在する「室内」という概念を再考する。
建築は、周辺環境から「室内」を切りとることで温度と湿度を調整する‘空調‘を可能にしてきた。外の環境に左右されない快適な室内環境は、つまり周辺環境との切断の上に成立した快適さといえる。一方で、アジアの形質を見てみると、本当の快適さは周辺の環境との連続の中に存在するようにも思う。時に苛酷な状況にも変化する環境のなかで、空気が連続する「室内」の無い建築の可能性を考える。
この住宅はおそらくとても原始的で、かつ最新の建築になるはずである。ガラスの箱で室内を密閉した近代建築を越える、新しい時代の建築を各地に構想してほしい。

4か国6地域6名の履修者の出身地をケッペンの気候区分で分類
WANG ZHIYE @中華人民共和国北京市・BSk(ステップ気候)
XU YINGDONG @中華人民共和国黒竜江省ハルビン市・Dwa(亜寒帯冬季少雨気候)
HSIAO TZUWEI @台湾・Cfa(温暖湿潤気候)
羽吹 俊輝 @新潟県魚沼市・Cfa(温暖湿潤気候)
BAYARSAIKHAN SHAGDARSUREN @モンゴル国ツォグオヴォー・BWk(砂漠気候)
YANG HAILONG @中華人民共和国安徽省黄山市・Dfb(亜寒帯湿潤気候)

スケジュール
〇設計の方法

第01回(5/14):ガイダンス
第02回(5/21):アジアの形質1 開口
第03回(5/28):アジアの形質2 水
第04回(6/04):アジアの形質3 目地
〇方法の設計
第05回(6/11):開口モデル
第06回(6/18):開口モデル・再
第07回(6/25):水と空間のモデル
第08回(7/02):目地技術を用いた空間モデル
第09回(7/09):空気を孕む住宅1
第10回(7/16):空気を孕む住宅2
第11回(7/30):空気を孕む住宅3・ゲストクリティーク/山本佳嗣先生(建築環境)
第12回(8/06):総括
※木曜1限(9:20~11:05)Google MEETによるオンライン形式

HSIAO TZUWEI @台湾・Cfa(温暖湿潤気候)

XU YINGDONG @中華人民共和国黒竜江省ハルビン市・Dwa(亜寒帯冬季少雨気候)

羽吹 俊輝 @新潟県魚沼市・Cfa(温暖湿潤気候)

WANG ZHIYE @中華人民共和国北京市・BSk(ステップ気候)

BAYARSAIKHAN SHAGDARSUREN @モンゴル国ツォグオヴォー・BWk(砂漠気候)

【授業紹介】敷地のアーカイブ

KOOGEI ARCH. デザインリビュー 2020夏

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