1年生のデザイン基礎A[コンポジション]では、
アイコンセットのデザインを行なっています。
パソコンやスマホの画面に並ぶアイコンは ある機能を言葉ではなく絵的に伝えてくれます。
絵的であることで、私たちは直感的に操作ができますが、
もし、あるアイコンと別のアイコンが似ていたら 間違えた操作をしてしまうでしょう。
よって、アイコンのデザインにおいては、単体としての形や色が重要なのはもちろんですが
異なるアイコン同士を見間違えることのないように 識別のしやすさも重要です。
だからと言って、全く異なるテイストのデザインだと、
統一感のある世界観を作り出せず、操作する人に違和感を与えます。
つまり、「識別できるけれど、統一感もある」ことが大切で、
そのためには、アイコン同士の関係性を調整する力が必要です。
この「関係性を調整する力」こそ
ビジュアルコミュニケーション全般で必要となる能力だと考えています。
一つの課題で身につくものではありませんので、
今後の課題も含めじっくりと学んでいただきたいと思います。