化学・材料コース

新科目『総合演習Ⅰ』 スタート

化学・材料コースでも『総合演習Ⅰ』という新科目がスタートしました。本科目は、化学・材料コースだけではなく、工学科の他のコースでも一斉にスタートしました。

今年度は、東京工芸大学の新・工学部が始動して3年目、つまり、新・工学部に入学した学生さんは4月から3年生になりました。それに伴い、新・工学部の目玉授業の1つである『総合演習Ⅰ』がスタートしました。大学4年間の1/4にあたる最終学年の卒業研究の履修について案内する本科目は3年生の必修科目なので、今年度からのスタートになります。2コマ連続のボリューミーな授業で、キャリア教育で学んだことを実践し、会社ではなく、卒業研究のテーマを選びます。

詳しい授業内容については、在学生の皆さんはシラバス(講義要項)をご参照ください。本記事の最後に、授業概要の一部を抜粋しました。簡単にまとめると、「卒業研究のテーマを選択する」という行為を通して、情報収集や自己分析の方法を学び、実践し、さらに、行動計画を立てたり、将来構想を考えるという充実した欲張りな内容になっています。つまり、卒研の内容だけではなく、社会人になる上での重要なスキルも学びます。

さらに、後期には『総合演習Ⅱ』があります。この時点では既に配属される研究室が決定しているので、指導教員の元で、より具体的な研究内容を学びます。さらに、研究を行う上で不可欠な研究倫理なども学びます。

ちなみに、新・工学部では、”学びのフィールド” というシステムを採用しているので、卒業研究として、他のコース所属の研究室を選択することも可能です。


(『総合演習Ⅰ』講義概要より)

【授業の目的】
最終年度に履修する卒業研究は、1年間研究グループに所属して行う大がかりな科目である。 卒業研究のテーマを選択するにあたり、学生自身が研究テーマの内容をよく把握し、本当に勉強したい内容を主体的、かつ積極的に選ぶことができるように指導する。

【授業内容の要旨】
工学部では所属するコースの “学びのフィールド” の研究テーマを選ぶことができるだけでなく、コースでの学びをもとに他の “学びのフィールド” の研究テーマを選ぶことも可能となっている。 この仕組みは、就職先を選ぶときに、大学での学びに近い業界や業種を選ぶことができるだけでなく、大学での学びをもとに他の業界や業種を選ぶことも可能となっている、という関係を模したものとなっている。
これまでのキャリア科目等での学びをもとに、研究グループや研究テーマに関する “情報収集”、さまざまな “自己分析”、自身の “行動計画” の立案、“将来構想” を考える、などを実践する。
“情報収集” では、必要な情報を特定する技術を学ぶ。 “自己分析”、“行動計画” を進めるにあたり、情報が欠落していることに気づかぬまま進めることの無いよう、自身の考察の論理的整合性を検証することを学び、情報収集の指針とすることを身につける。
“自己分析” では、これまでに学んだ情報リテラシー、数量的スキルを活用し、自身の学修歴、工学全般と専門分野の知識や技術の達成度、および自身の指向性を論理的に分析することを学び、表現する。自身の指向性には、社会における役割分担やそれに必要な態度に関する意欲も含む。
“行動計画” では、“将来構想” の柔軟性、多様性、実現性などを改善するために必要な行動を考える。“将来構想” は的確な “情報収集” と “自己分析” によって支えられているので、カリキュラム・アドバイザーなど他の人とのコミュニケーションから、改善のための行動計画の立て方を学ぶ。
“将来構想” では、自身にとって主体的かつ継続的に学び、成長しようという志向性に基づいた具体的な行動を考える。キャリア教育や一般教養科目で身につけた多様な人々、社会、文化に関する教養と、専門分野の知識、技術、および自身の指向性が並立できる将来を構想する方法を学び、表現する。


※記事内容とサムネイル画像は関係ありません。サムネイル画像は、教室の外で満開だった八重桜(かな)。

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