化学・材料コースおよび生命環境化学科では、学生の資格取得を全力でにサポートしています。これまで「甲種危険物取扱者の受験準備講習会」、「有機溶剤作業主任者の技能講習」と紹介してきました。今回は、資格サポート・シリーズ第3弾として、「公害防止管理者試験の団体受験」および「公害防止管理者試験対策の課外講座」をご紹介します。
公害防止管理者は、公害を発生させる可能性のある工場(特定工場)において、大気・水・振動・騒音などの検査業務等を管理します。特定工場に指定された工場では、必ず公害防止管理者を選任しなければなりません。
公害防止管理者は、水質関係(第1~第4種;第1種が最上位)、大気関係(第1種~第4種)、騒音・振動関係、特定粉じん関係、一般粉じん関係、ダイオキシン類関係に分かれています。この中で、化学系の大学生がまず狙うべきは、水質関係第1種でしょう。
水質関係第1種の試験科目は、「公害総論」「水質概論」「汚水処理特論」「水質有害物質特論」「大規模水質特論」の5科目あり、すべてに合格する必要があります。ただし、5科目1度に合格しなくても、翌々年までにコンプリートすればOKな制度になっています。ちなみに、試験は1年に1回です。
筆者も10年位前に受験したのですが、試験会場のトイレで、学会で知り合った化学メーカに勤める方と遭遇し、「あれ~」と挨拶を交わしたことを覚えています。仕事で必要になったようです。
現在、10月に行われる試験の団体受験の申込を受け付けています。また、受験に備えての課外講座も開講いたします。奮ってご参加ください。詳しくは、授業中に配布されたチラシまたはコウゲイ.netの掲示をご覧ください。また、資格や試験に関する詳細は、産業環境管理協会のウェブサイトをご覧ください。