建築設計計画Ⅱ
田村研OB(東京工芸大学23’卒)で、多摩美術大学大学院に進学した藤原禎之さん(現在、湯浅良介 研究室 M2)が、多摩美術大学90周年記念事業の美術館展示企画『爆発と拡張』展の出展作家として選出され、11/3に行われたトークイベントへ。

元スーパーマーケットを展示空間にコンヴァージョンした「Blue CUBE」。藤原君の作品は、用途変更の際に必要採光量を確保するため撤去された壁の建材を再構成した「カベ」とそこに掲げたBlue CUBEの原寸写真。そこに映る扉は展示への‘入り口’とのこと。流動的に変化する状況をポジティブにドキュメントする清々しい作品だった。

「カベ」には車輪がついており可動する。説明の流れで、そのまま「カベ」を動かすパフォーマンスに突入。本展における藤原君の担当学芸員である渡辺さんと息を合わせてカベが動きだす。広大な展示空間内を壁がテキパキと移動する様はパフォーマンスというよりもむしろ搬入に近い実用的な雰囲気があり、スーパーマーケットの面影を残す空間にむしろあっていた。

その他の作品も、空間に触発されたものが多く充実していた。

その後、ちょうど芸術祭で賑わうキャンパス内も案内してもらいました。



















