田村裕希准教授が松岡聡氏と設計した「裏庭の家」が、「階段から考える住宅設計」に掲載されました。建坪わずか9坪の住宅に、平面の1/3を占める3坪の半螺旋の大階段が設計されました。平面を決定するのではなく、平面をひらく新しい階段の提案です。
54の事例から空間構成と詳細図を読み解く
大塚篤・長沖充・細谷功 著
B5変・128頁
定価3,190円(本体2,900円+税)
ISBN:978-4-395-32169-8
2021年07月
住宅の階段は、場面を切り替える重要な要素であり、デザイン、構造や構法においてもきめ細やかな設計の配慮が必要な部位である。本書は、さまざまな住宅の事例を取り上げ、階段が住宅の空間をどのように構成する要素となっているかを読み解く。また、階段の構造別に、どのような納まり、作り方となっているか、設計に役立つポイントを解説している。
[主な目次]
Chapter1 階段の基本
Chapter2 事例に見る空間づくりと階段
1.プランの軸に据えた階段
2. 居場所同士を一筆書きでつなぐ階段
3. 分散した居場所へ行き渡る階段
4. フロアの姿をした階段
5. 動線上に機能や行為を見立てた階段
6. 外側にまとう階段
7. 存在感が消された階段
8. 気持ちを切り替える階段
9. 外とのつながりをつくる階段
Chapter3 事例に学ぶ構造別階段の詳細
1.木造の階段
2.鉄骨造の階段
3.RC造の階段