建築設計計画Ⅱ研究室
緑ヶ丘団地「ボンエルフ構想」のコアプロジェクトとして、団地プレイロットを貫き、繋ぐ「道」の効果を検証します。
オープンストリート(Open Street):道の効果や実用性を検証し、住民の方に体験してもらう社会実験プロジェクト。建築作品を関係者にお披露目するイベント「オープンハウス」に準えてネーミングした。敷地に道の輪郭をマークして実際に歩いてみる/みてもらう。道の歩き心地、新しい体験の発見、住民の方のリアクション、横断歩道のデザイン、フェンスや電柱、ゴミ捨て場など既存工作物との関係の原寸での検証を目的とした。
作業工程
①住民への事前説明会
②フライヤーによる地域への告知
③必要なデータを回収できるアンケートのデザイン
④社会実験「オープンストリート」の実施
⑤データの集計
「道」の俯瞰。現在、歩道が途切れているこの区間に「遊歩道」を構想。まる公園脇で断絶している歩道を、赤い屋根の集会場まで延長する計画案。
遊歩道はさまざまな工作物と交錯するように配置している。ゴミ捨て場をはじめ、電柱、看板、雑草地帯、公園の遊具、など普段の生活を支える工作物を遊歩道の‘多義的フォリー’として取り込むことを検討している。
①住民への事前説明会
日時:2022年10月14日(金)15時~16時
場所:団地集会場
参加:住民自治会代表者2名+神奈川県住宅供給公社担当者+東京工芸大学田村裕希研究室修士1年4名
道全体の模型(1/30)を制作し構想の全体像を説明した。模型を前にすることで、普段の利用状況を具体的に語る住民の方と将来構想を語る学生のあいだに対話がうまれる。対話がプロジェクトの感触となって実感できる。
フライヤーのデザインやポスティングについても事前に説明。ポスティングのエリアが確定し、500枚近いフライヤーを団地及び周辺の住宅地にポスティングすることとなった。
模型制作:東京工芸大学田村裕希研究室修士1年+学部3年
野島 太一、佐藤 可武人、井尻 歌衣、加藤 拓真、上枝 鈴奈、柏﨑 有紀、久野 水菜美、小池 流駆、佐藤 宏星、杉山 鈴菜、中原 未玖、永井 拳心、長井 智奈慧、長池 陽希、藤原 禎之