本日は東京工芸大学建築学科(建築コース)で2014年より発行している”KOOGEI ARCH. DESIGN REVIEW” についてご紹介します。建築学科では前期、後期の終わりに「デザイン・リビュー夏(冬)」と称する全学年合同の講評会を行なっています。2000年に始まったこの全体講評会も今年18年目を迎えました。前期、後期の終わりに全学年から選ばれた作品を発表、展示し、皆で大いに議論しようという会で、建築学科学生のモチベーションアップと学年を超えた交流を図る上で大変重要なイベントともなっています。2014年、タイトルを” KOOGEI ARCH. デザインリビュー” として、発表・展示作品および卒業設計の受賞作品を記録し、冊子として公表することになりました。本書も創刊5年目を迎えますが、創刊時から変わらず編集は全て学生の有志編集委員諸君によるもので、彼らの思いが詰まったものとなっています。
近年の社会の急速な変化に学生たちは敏感に気づいていると思います。建築や街のインフラの役割も、設計者の役割も今後大きく変化しゆく時代であることを感じながら、それぞれに模索しているように見えます。本書が本学工学部建築学科の新たな歴史を紡ぎ、建築学科生の今後の活躍と、さらには新しい時代の建築や街が生まれゆく原点となることを心より願っています。ちなみに、この冊子は各大学へも配信されると同時に、オープンキャンパスに参加してくれた高校生にも配布しています。本学建築コースに興味のある人はぜひオープンキャンパスに参加し、この冊子を手にとって読んでみてください。本学学生の熱意がきっと伝わると思います。