芸術学部 基礎教育

第1回TKO国際ミニプリント展2016

こんにちは、基礎教育教授の石川健次です。

私も審査員として参加したコンクール「第1回TKO国際ミニプリント展2016(東京→京都→大阪)」(主催・TKO国際ミニプリント展実行委員会)の受賞者が5月、発表されました。このコンクールは、世界の版画作家を対象にミニプリント(A4サイズ以内)の版画作品を公募し、版画の新たな可能性や魅力を探るのはもちろん、版画のいっそうの浸透を図るほか、未知の才能が飛躍する登竜門にもなりたいと願って始められました。

昨年12月から今年4月にかけて作品募集が行われ、世界43カ国から330作家、599点(1人2点まで)の応募がありました。審査には、佐川美智子(町田市立国際版画美術館元副館長)、三井田盛一郎(版画家、東京藝術大学准教授)、高浜利也(版画家、武蔵野美術大学教授)と私の4名が当たりました。日本はもちろん中国や韓国、タイ、ベトナムなどアジアの国々をはじめ、アート大国のフランスやドイツ、イギリス、アメリカ、カナダ、あるいはポーランドやブルガリアなど古くから版画が盛んな東欧諸国などに混じって、コソボ共和国やスロベニアなど普段あまりそれぞれの国で活躍中の作家、作品に出会える機会の少ない国など、当初の予想を超える実に多様な地域から作品が集まりました。

入選作241点のなかから、最高賞の金賞には、Hye₋jeong Kwonさん(韓国)の銅版画≪Monologue≫、銀賞にChristine Ravauxさん(ベルギー)の銅版画≪Donuts≫、銅賞には櫻井想さん(日本)の≪アポロン≫が選ばれました。

Hye₋jeong Kwon(韓国) ≪Monologue≫ 銅版画

Christine Ravaux(ベルギー) ≪Donuts≫  銅版画

櫻井想(日本) ≪アポロン≫ リトグラフ

受賞作・入選作を紹介する展覧会は、7月26日(火)~8月14日(日)まで東京・池袋のB—gallery(東京都豊島区西池袋2-31-6)、8月26日(金)~9月4日(日)まで京都市左京区のアートゾーン神楽岡(京都市左京区吉田神楽岡町4)、9月9日(金)~9月21日(水)まで大阪府堺市のGALLERYいろはに(堺市堺区甲斐町東1丁2-29)で開催されます。また、金賞に輝いたHye₋jeong Kwonさんの個展が、来年1月にB—gallery で開かれる予定です。お近くにおいでの際には、ぜひご覧ください。

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