海外研修レポート（7）　3月7日

3月7日（金）、本日は最後の授業として学生の口頭発表がありました。オーストラリアに滞在してから気になったことを各自スライドで紹介していきます。今回はサイクロンの影響もあり、学生は用意の多くをホームステイ先でしました。オーストラリアの動物や食べ物、日本との労働環境の違い、子供の遊ぶゲームの違い、紙幣にプリントされた人物とコインの種類、食事のマナーや好む味の違い、子供が一人でシャワーを浴びて一人で眠る生活習慣の違いなど、2週間の滞在を経て学生たちが気付いたことはたくさんあります。最後の授業がオンラインになってしまったのはとても残念ですが、皆とてもうまく発表できていました。これでプログラムの学習は全て終わりです。

本日のトゥーンバは小雨が降ったり止んだりの曇り空です。残念ながら予定していた8日の飛行機は欠航になり、学生はしばらくホテルに滞在することになりました。教員も同じホテルに待機しているので何かあっても安心です。ホテルまで送ってもらったところで、東京工芸大学の学生はホストファミリーとお別れになります。涙ぐむ学生さん、何度もハグと握手をする学生さん、姿が見えなくなるまで手を振り続ける学生さん。そんな姿から、この2週間が彼らにとって特別な時間になったことが分かります。どうぞメールや手紙で彼らと繋がり続けてください。いつの日かまたオーストラリアに来たときは再会できるといいですね。

今晩はJulieがデリバリーで大量のピザとガーリックブレッドを頼んでくれました。学生たちは一つの部屋に集まってピザパーティーを開くそうです。部屋数の関係のため、学生には複数人で宿泊してもらうことになりましたが、広くて豪華なメゾネットの部屋に「何泊でも泊まれる！」と皆とても喜んでいました。

次回のレポートは帰国報告になると思われます。現地時間3月8日（土）8時現在、サイクロンは熱帯低気圧に変わりました。トゥーンバの街は極めて落ち着いていて、雨がときどき降る程度ですんでいます。東京工芸大学の一同は慎重に動きつつ、最後の滞在を楽しみたいと思います。