芸術学部 基礎教育

リレー連載「遠隔授業に四苦八苦」

今回の担当は、大島武基礎教育教授です。
緊急事態宣言が解除され、6月からは本学でも一部の科目で対面授業が始まります。ただ、私たち基礎教育の科目は前期期間中すべて遠隔授業と決まりました。
学生の皆さんにとっても戸惑いが多いことと思いますが、私たち教員側も、特に私のように高齢でPCやネットワークに疎い残念な人間は、本当に四苦八苦の毎日です。Google MeetやZoomなどのツールを使ってリアルタイムのオンライン授業を行う先生も多い中、私は何とか自分でも対応できそうなオンデマンドの動画配信型授業を選択しました。基本の画面をパワーポイントで作り、それを説明するナレーションを入れ、時々は話している自分の様子も動画で入れるという感じです。

スライド例「フォトメディア」

 

ここまで3週間やってみて、色々な気づきがありました。
■相手がいないと本当にしゃべりにくい!
普段の授業と同じつもりでやれば何とかできるだろうと思っていましたが、無観客でしゃべるのは本当に難しい。最初の1週目は恥ずかしながら原稿の読み上げを余儀なくされました。いつもプレゼンの授業では「原稿を読んでるプレゼンはダメ!」って言ってるのに・・・。
■自分は超鼻声!
元々アレルギー性の鼻炎があり、ほぼ365日鼻が詰まっているのですが、録音された自分のナレーションを聴くと、あまり明瞭な声ではないなあと感じました。今まで授業では活舌よくハキハキ話していると自分では思っていたのですが、今更ながら学生さんに少し申し訳ない気もしています。
■いつも無駄なおしゃべりしてたんだ!
90分の授業をナレーション入りスライドでまとめると大体30分から40分の動画になります。と、いうことは、通常授業では直接的な学びと関係ない話をしたり、脱線したり、いろいろ無駄なおしゃべりが多いんだなと改めて感じました。もちろんそれもある程度は必要なのでしょうが・・・。

この年齢になって初めてのチャレンジをすることになり、授業内容そのものを含めて、色々と発見があったことは素直に喜びたいと思います。でも、それはそれとして。後期は何とか事態収束して、みんなの前で大声で授業をしたいと切に願っています。

スライド例「情報倫理」(上左)、「プレゼンテーション基礎演習A」(上右)、「研究技法特論」(下)

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