芸術学部 基礎教育

12月の一枚:「星の季節」

*この記事は 牟田淳 基礎教育准教授が執筆しました。

1. 冬の星座を探してみよう

基礎教育の牟田淳です。冬になると晴れの日が増えるので、しばしば星の写真を撮影しに行きます。というわけで今回は星の話をします。

今の季節は冬の星座の代表格であるオリオン座を見ることが出来ます。オリオン座を見つけると、その周辺には明るい星が沢山あります。例えばオリオン座のそばにはオリオン座のどの星よりも明るいおおいぬ座のシリウス(写真右下)があります。同じくシリウスとオリオン座のそばにはこいぬ座のプロキオン(写真中央下)があります。オリオンのそばには2匹の犬、おおいぬとこいぬがいるとすると覚えやすいでしょう。

オリオン、おおいぬのシリウス、こいぬのプロキオンがわかると、オリオンとこいぬのそばに二つの明るい星があります。これはふたご座(写真左半分下半分にある二つの星)です。ふたご座は工芸大の厚木キャンパスからもよく見えます。ふたご座の人はぜひ見つけてみましょう。

さて以上の説明をもとに上の写真を見てオリオン座、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス、ふたご座を探してみましょう。見つけたら下の答えの図で確認してみましょう。

2. クリスマスの織姫星と彦星

12月は冬の星座がよく見えますが、実は12月でも夏の星座が見えます。夜の7時くらいならば西の空にまだ七夕の星、彦星と織姫星を見ることが出来るのです。

西の空に細長い三角形を形作る3つの星(夏の大三角形)を見つけてみましょう(写真左側)。この星の頂点の星が彦星、底辺の星のうち明るいほうが織姫星です。これら七夕の星はクリスマスの夜も見ることが出来ます。実際、昨年はクリスマスに江ノ島で織姫星と彦星を見ることが出来ました。

今年のクリスマス、夜の7時頃に西の空に織姫星と彦星を探してみるとロマンチックかも知れませんね。

ちなみに写真には右側に冬の星座のオリオン座も映っています。12月の夜7時頃は夏の星座(七夕の星)と冬の星座(オリオン座)を同時に見ることが出来るのです。

11月の一枚:ヴィクトリア&アルバート美術館

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