こんにちは!基礎教育課程助教の小田です。
今年度は「中野祭」と「芸術学部フェスタ」が同時開催でしたね。皆さん、「芸術学部フェスタ」にも足をお運びいただけましたでしょうか。
今回は、10月9日(日)に開催された大森弦史先生(基礎教育)とチョン・インキョン先生(マンガ学科)のトークセッションについてご報告させていただきます。
ご存知の通り、大森先生は版画史・諷刺画史について専門的にご研究なさっていて、チョン・インキョン先生は世の中を「諷刺」するマンガを描いていらっしゃいます。
そして、テーマは「諷刺画を語る 作家×美術史家」。とても刺激的で興味深い組み合わせですね!
実際に、チョン先生の素晴らしい作品を拝見しつつ大森先生の諷刺画に関する論理的なご説明を伺える、大変贅沢な時間でした。
批評精神は視野を広めてくれる。でも作家は決して「勘違いをしてはいけない」ということ(チョン先生)。
何を「諷刺画」と呼ぶべきかという答えはそれぞれの作家の中にあるかもしれない。でも、一方で諷刺画として社会で機能するかどうかという問題もある。結局は発信する側と受け止める側のコミュニケーションであるということ(大森先生)。
色々考えさせられた一時間半でした。大森先生、チョン先生、素晴らしいお話をありがとうございました。
お疲れ様でした!