基礎教育教授の小川真理子です。

芸術学部基礎教育の大森先生の奥さま・大森裕子さんは新進気鋭の絵本作家。
今回はその中でも代表作の『よこしまくん』を紹介します（この本は、フランス語・スペイン語・台湾語にも翻訳・出版されているそうです）。

大森裕子『よこしまくん』（偕成社、2002年）

白いフェレットのよこしまくんは、青い横縞のシャツがトレードマーク。ひねくれものでいたずら好きでうそつきで・・・でもなぜか、占いだけは信じちゃうんです。今日のラッキーアイテムはボーダーの服、新品。ということで勇んででかけたよこしまくんでしたが・・・？

自分の中のよこしまな心に蓋をして、結構つらい人：よこしまくんを読んで心が解き放たれます。
子どもにがみがみ言うのに嫌気がさしているお母さん：子どもがかわいく思えるようになります。
そして
周囲の人に振り回されてあたふたしているあなた：自分がまわりを振り回わせばよいのだ、と気づくことでしょう。

のどかな春の一日、コーヒーを飲みながら『よこしまくん』をぱらぱらとめくる。そんな日はきっと心地よく眠りにつけそうです。

工芸大生への内緒話：
よこしまくんのモデルは、なんと大森先生ご自身のようですよ。
一体どこが？
それは各自確かめてください。

作者HPはこちらから：
「いりたまごバスチャン」
http://www.iri-seba.com