工学部 基礎教育研究センター

数学史を読む意義

確率論の起源は賭け(gamble)であると言われる。
昔、ヨーロッパでは賭け事が盛んだった。例えば、数学史では4次方程式の解の公式を発見したといわれている人たち、イタリアのタルタリアなど、の伝記から、職業的なギャンブラーがいたということが分かる。
サイコロを3個投げて、和が9になるのはどのような場合だろうか。
サイコロの目は1から6までなので、3つの数の和が9になるのは、

621
531
522
441
432
333

の6通りである。また、目の和が10になるのは

631
622
541
532
442
433
で、これも6通りである。賭博士たちはこのことに気づき、どちらも場合の数は同じなのに、賭け金は目の和が10に賭けた場合の方がわずかに大きく設定されているのはなぜだろうかと疑問に思った。そこで、誰かこういうことに詳しいヒトに聞いてみようということになり、詳しいヒトといえば、学者じゃないかということで、ガリレオ・ガリレイに相談を持ちかけたのである。(つづく)

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