第3回目は電通のアートディレクターえぐちりかさんです。
えぐちさんは、Softbank、ピーチジョン、TBSテレビなど話題の広告を次々に世に送り出しています。
また、広告の仕事に留まらずオリンピックフィギアスケートのメダリスト高橋大輔さんのコスチューム、Benesseの幼児教育製品、アイドルのブランディングなどその仕事の領域は広がり続けています。
えぐちさんが学生に対して一番伝えてくださったのは、アイデアの重要性です。様々なアイデアの発想法を自分の作品を例にあげながら分かりやすくレクチャーしてくださいました。
また、えぐちさんはクリエイターとしてもトップランナーですが、二児の子育てや家族を大切にしながら仕事と家庭を両立させています。デザイン業界では独身で素晴らしい仕事をされている女性はたくさんいらっしゃいますが、仕事と家庭を両立させている方はなかなかいません。
日本においても女性が出産、育児しながら働ける環境整備が急務になっています。工芸大の学生も女性の比率が高くなっています。
えぐちさんの存在は仕事の魅力だけでなく、その生き方も含めて受講生にとって価値のある講義になったと思います。