シンボル・ロゴタイプにはじまり、アプリケーション類から
ポスターに到るまでトータルなデザインを行なっています。
大衆文化の中からひとつを選びリサーチを行いました。
その文化の魅力を現代的に視覚化することを目的として、
各メディアの特性を活かしながら一連のアイテムをデザインしてゆきます。
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前期の授業では、個人的な興味関心から作品テーマを見い出したのですが、
後期はあえて国際的なイベントを扱うことで、
個を超えた想像力を養うきっかけとなればと考えました。
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また、基礎課程の課題は3~5週で完結することが多いのですが、
今回は15週で1テーマです。
デザインする上での基本的な体力・持久力を養いたいと考えました。
諦めずに積み重ねるように制作に取り組んだ学生は、
作品に十分な説得力が生まれたことを実感できたはずです。
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ロゴ、アプリケーションに続き、最後はB1サイズのポスターを制作しました。
このポスターをデザインする過程で、
多くの学生がそれまでの子供っぽいデザインから飛躍し、
力強さや張りを獲得したことは嬉しい限りです。
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–ポスターは言い訳無用のメディアです。自分の作品を突き放して見ることのできる、
客観的な視点が必要ですから甘えがあると上手くゆかない、、
そんな難しいメディアに試行錯誤しながら取り組んだ経験を、
3年生の研究室に所属してからの学びにも活かしていただきたいと思います。
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