前回も紹介した「おもしろ理科教室」ですが、その翌週は「鳶尾小学校」の6年生に理科教室を開いてきました。
今回の実験テーマは「光る化学 ~ルミノール反応に挑戦!~」です。
ルミノールという物質を過酸化水素で酸化させるのですが、その際に、鉄分などの触媒があると、反応が一気に進み、青い色の光を放ちます。それは、とてもとても奇麗です。
ルミノール反応は警察の科学捜査でも利用されるそうです。血液中のヘモグロビンにも鉄元素が含まれますので、これが触媒になり発光しますので、血痕鑑定に使うことができるということです。
ルミノールの発光は青色ですが、黄色やピンク色の蛍光色素で着色すると、カラフルな発光を楽しむこともできます。
今回の「ルミノール反応」、前回の「蛍光」のように、化学には美しい反応・現象がたくさんあります。とりあえず難しいことは脇に置いておいて、まずは、単純にその美しさを楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、いつの日か、化学に興味を持ち勉強してもらえれば、もっと嬉しいです。