研究で扱う物質の中には、大気中に含まれる酸素 (O₂) や水 (H₂O) と反応してしまうために、大気中で扱えない物質がたくさんあります。そのようなデリケートな物質を扱う場合に活躍する設備がグローブボックスです。
無機材料化学研究室では、新しく始める実験のために高性能なグローブボックスが必要となりました。そこで、電気電子コースの内田研究室の使用していないグローブボックスを改造して使用することにしたという話を、以前このKOUGEI PEOPLEに書かせて頂きました。
そして、12月の初めに、そのグローブボックスが戻ってきました。ボックス部分も磨いて頂いたようで、ピカピカになって戻ってきました。
このグローブボックスはアルゴンガスを充填して使うのですが、酸素と水分を除去して循環させる装置を付属させました。さらに、グローブボックス内で電気抵抗等の測定ができるように、電気ケーブルも貫通させています。
ビフォアとアフターはこちらです。
Before
After
実験、頑張ります。