2/14(月)に工業化学専攻の修士論文発表会が開催されました。今回は対面式の発表会を実施することができました。しかし、対面といっても、教室での参加が許されたのは発表者と教員のみで、その他の学部生や関係者にはオンラインで参加して頂きました。したがって、正確にはハイブリット式の発表会です。
また、発表会といっていますが、正式には修士論文審査会になります。直接の指導教員の他に、複数の教員が審査員になります。審査員らは事前に修士論文を読み込んできています。発表する学生さんも真剣ですが、審査する審査員も真剣です。発表時間は20分、その後の質疑応答が10分になります。これで、修士論文の合否が決まります。
発表者は少々緊張した面持ちで、発表直前まで発表練習をしていました。
この学年の学生さんたちは、修士課程在学中の2年間がコロナ禍中という悲運に見舞われた方々です。本来であれば、学会発表という名の旅行(?)に行き、楽しかったり、苦かったりの発表経験を積んでいるはずでした。それが、この2年間、ほぼすべての学会はオンライン開催または中止となりました。
ただし、オンライン発表にも良い点はあり、例えば、遠く離れた関係者も気軽に参加することができます。今回も、学部生の他、発表者の保護者の方や、共同研究者の方々がオンラインで参加されました。オンラインで参加されている方々のPC画面には、教室のスクリーンに映しているスライドと同じものが映ります。また、発表者の姿を別カメラで写しているので、発表者を大きくして眺めることも可能です。
↑ 発表者映像を拡大化した配信画面
↑配信画面を録画をしているので、発表者はゆっくり自分の発表を振り返ることができる。
↑教室はガラガラ
また、発表会当日は、前日の夜から朝にかけて関東地方平野部にも雪が降るという予想でした。発表会は午前中でしたので、当日朝の交通状況が心配されましたが、結局、雪は降らずに晴れてくれました。
今週末は、生命環境化学科※の卒業研究発表会です。風邪や感染に気を付けて、頑張って下さい。
※工学科 化学・材料コースの前身