今回の建築材料実験Bでは、小さな試験体を使って鉄筋コンクリート構造の基礎を学びます。
まずは、自分たちで試験体の製作から始めてもらいます。
ここでは、小さな梁部材を想定した型枠の中に、鉄筋を模擬した鉄線を配筋します。
試験体の中には、鉄線とコンクリート(モルタル)の付着を切るために、ストローの中に鉄線を入れた変わった試験体もあります。
配筋ができたら、コンクリート(モルタル)を打ち込みます。とりあえず初日の作業はここまで。
コンクリート(モルタル)が固まった後、数回後の授業で強度試験を行います。
今回は、梁を模擬した曲げ強度試験です。
小さな梁の試験体の真ん中に上から力を加え、へし折るように破壊します。
へし折られた試験体の強さは、曲げたときに鉄線が引張力をどれだけ負担できるのかで決まります。
座学の授業で習ったとおりのことを、自分たちで実験しながら再確認します。
自分たちで手を動かして実験してみると、いろいろ理解度が深まりますよね。