3年前より正式に依頼を受け、八尾教授が研究しているゲル地区の中にあるGreen Lake Park(コミュニティ公園)内に建設予定の、SAKURA PEACE HOUSE(モンゴル日本人抑留者記念館+地域の子どもたちの家)の設計を研究室で進めています。延130m2程度の小さな建物ですが、今後の日本とモンゴルの相互理解と平和的協力関係において、小さくも大きなメルクマールとして重要な建物となると思っています。今年夏の提案にて、ようやく基本設計が固まりました。2年後の日本人抑留者帰国80周年に完成させたいとのことで、帰国後鋭意、実施設計に臨みます。モンゴル科学技術大学のPurev Erdene先生や現地設計事務所、国会議員になった教え子のGanzorig Luvsanjamts氏など多くの方々の協力を得ながら完成に向け進みます!建設の資金集めについても鋭意頑張ります。(八尾)

ウランバートルのゲル地区北西部にあるGreen Lake Park(手前のすり鉢状の地形の部分)敷地はその写真手前の縁の部分

敷地からウランバートル中心部へ向かう軸(モンゴルの軸)、ウランバートル西北の日本人抑留者慰霊碑への軸(日本の軸)、ウルジー氏が最初に建設した地域の子供たちの家への軸(子供たちと未来への軸)を意識し、建築の形状を検討した。


基本設計案の模型写真

基本設計案が固まり、ウルジー氏と記念撮影(2025年8月)

















