建築コース

柿川麻衣さんと後藤一真さんの特別講義

建築コースの特別講義シリーズ、本年度の最終回となる第3回は、Arupの柿川麻衣さんと後藤一真さんに来ていただきました。Arupは、世界で最もよく知られる建築エンジニアリング集団で、その重要な拠点のひとつが日本にあります。柿川さんはファサードの、後藤さんは構造の分野の第一線で活躍されているエンジニアです。

いい建築は、「何をつくるか」というデザインと、実際に「どうつくるか」というエンジニアリングが融合してはじめて実現します。それを体現するArupの魅力的な仕事の数々を、エンジニアとしての考えと方法論を交えながら、丁寧に紹介していただきました。現代は発達した情報技術のおかげで、複雑な建築の姿を自由に描くことが可能になりました。しかし、一品生産である建築は、時間、コスト、技術、自然環境など、リアルな世界との結び付きのなかで生み出されるものでもあります。そうしたものづくりの奥深さに触れた一日となりました。


レクチャーは10月19日 (土)、厚木キャンパスで行われました。


柿川さんには「ファサードと建築環境」というテーマでお話しいただきました。「ファサード」とは建物の外観・外装のこと。うっかりすると後回しにしがちな要素ですが、ファサードが屋内外の環境に与える影響は大きい。「環境」という視点からファサードを考えることの意義を教えていただきました。


続く後藤さんのレクチャーのタイトルは「Geometry Engineering ジオメトリ エンジニアリング」。いま話題のうめきた公園の大屋根も、後藤さんが構造エンジニアとして関わられたものです。


エンジニアリングとデザインの関係について、建築史の海老澤教授もディスカッションに加わりました。


学生の心に刺さる講義をしてくださった柿川さん、後藤さん、ありがとうございました!

田中陽三さんと茶屋道京佑さんの特別講義

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