今年度2回目の建築コースの特別講義は、田中陽三さん(大阪府住宅供給公社)と茶屋道京佑さん(神奈川県住宅供給公社)に「団地再生」について語っていただきました。
高経年の集合住宅団地で新しいコミュニティづくりの活動を展開されているお2人。予測困難な状況を少しずつ切り開いていく「エフェクチュエーション」という考えも紹介され、見通しの立たない現代だからこそ面白く、取り組みがいのある団地再生という仕事について、熱い議論が交わされました。
当日は、大阪電気通信大学の学生さんにも来ていただき、「ニコニコのデザイン」(大阪府住宅供給公社と大阪電気通信大学の連携による寝屋川市香里三井団地再生プロジェクト)と「ミドラボ」(神奈川県住宅供給公社と東京工芸大学の連携による厚木市緑ヶ丘エリアの活性化プロジェクト)の情報交換会も開きました。同じ公社・大学間の連携プロジェクトでもチームのつくり方や課題解決へのアプローチがまったく違うなど、多くの発見がありました。
これからも定期的な交流を続けていくことを約束して、充実した一日を終えました。
レクチャーは9月21日 (土)、厚木キャンパスで行われました。
大阪から来ていただいた田中さんとみなさん。
「ニコニコのデザイン」プロジェクトで進む集会所リノベーションの話を、大阪電気通信大学の学生のみなさんに紹介してもらいました。
そして特別講義。田中さんのレクチャーのタイトルは、「響きあうダンチ・ライフ 〜大阪府住宅供給公社の団地再生〜」。
茶屋道さんのレクチャーのタイトルは「団地再生とエフェクチュエーション」。「エフェクチュエーション」とは…? ディスカッションが盛り上がりました。
最後は厚木名物のシロコロホルモンで打ち上げ。田中さん、茶屋道さん、みなさん、充実した一日をありがとうございました!