台湾の台北科技大学(台北)、国立成功大学(台南)を訪問し、研究交流を行いました。
コロナでしばらくその機会から遠ざかっていましたが、各地の研究・教育の現場を生身で感じとる貴重な時間となりました。
ご対応いただいた先生方や学生のみなさん、どうもありがとうございました。これからのいっそうの交流をよろしくお願いします。
森田芳朗(建築構法研究室)、山本佳嗣(建築環境計画研究室)

台北科技大学の廖 硃岑 先生(建築構法)、呉 可久 先生(デジタルデザイン、建築設計)、鄭 孟淙 先生(環境デザイン、デザイン心理学)、陳 振誠 先生(室内空気品質、緑建材、健康建築)、厳 佳茹 先生(建築環境計画、建築エネルギー)、同行した関西学院大学の金 容善 先生(建築構法)と。

本学の山本 佳嗣 准教授による研究紹介。

キャンパスのリノベーション工事も案内していただく。

次の日は台南の国立成功大学へ。まずは「緑の魔法学校」、台湾初のゼロエネルギービルディング。

温かい空気が浮力で上昇する「煙突効果」を利用した、ゼロエネルギーの全館換気システム。

雨水を利用した屋上庭園で、潘 振宇 先生、蔡 耀賢 先生(環境工学)と。

学生のみなさんと手づくりでのつくり込みが進んでいる潘先生の環境実験室。

楊 詩弘 先生(建築構法)には、屋上のタイル貼り構法の実証実験を案内してもらう。

陳 震宇 先生(建築構法)の研究室で、学生さんの研究発表に聞き入る。

国立成功大学の建築構法の学生課題。工芸大の授業でも取り入れたい。

製図室には、その大学の設計教育のあり方が現れる。

100年前の1923年(工芸大が生まれた年でもある)、当時皇太子だった昭和天皇の手によって植樹されたガジュマルの樹の下で。