9月21日(土)、東京工芸大学と神奈川県住宅供給公社の協働による厚木市緑ヶ丘団地活性化プロジェクト「ミドラボ」の学生デザインコンペ公開審査会を開きました。
緑ヶ丘団地は、厚木市の誕生(1955年)を受けて開発が進んだ、歴史ある住宅団地です。しかし、1963年の入居開始から半世紀以上が経ち、エレベータのない上層階には空室が目立っています。
ここに、若い世代が楽しく暮らせる魅力的な住まいをどう埋め込んでいけるか。その [アイデア] と [デザイン] を募りました。
夏休みを割いて作品づくりに取り組んでくれた学生のみなさん、ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
受賞者は以下の11名のみなさんです。おめでとうございます。
このメンバーと設計チームを結成し、これから実施案の検討に取り組んでいきます。
[グランプリ] 野島 太一(3年)+関口 佳乃(芝浦工業大学3年)
unfinished:住んでいるうちに完成していく住戸…(デザイン部門)
[市原出賞] 武井 里紗(1年)
浴槽を取り除き洗濯機置き場を確保(アイデア部門)
[鍛佳代子賞] 中野 翔(3年)
緑ヶ丘団地リノベーション デザインアイデア(デザイン部門)
[島貫敦賞] 坂口 彰吾(3年)
ドラえもんベッド(アイデア部門)
[田村裕希賞] 竹田 咲睦(2年)
透明性の高い棚(アイデア部門)
[茶屋道京佑賞] 松永 賢哉(3年)
脱衣所の確立:曖昧から独立した空間へ(アイデア部門)
[水谷国男賞] 寺濱 和華(1年)
光と木の調和(アイデア部門)
[水間寿明賞] 杉山 七海(1年)
4畳半を小上がり和室にリノベーションし、ワークスペースをつくる。(アイデア部門)
[村田遼介賞] 林 大輝(1年)
カウンターテーブル(アイデア部門)
[森田芳朗賞] 細野 蒼(2年)
SHOES CLOAK(アイデア部門)
[八尾廣賞] 野島 太一(3年)+関口 佳乃(芝浦工業大学3年)
生活の透明化(アイデア部門)
なお、会場となった「ORANGE」も、本学の市原出教授らが設計した、ユニークなリノベーション建築です。体育館だった建物にいろいろな空間を挿入して、研究室+工房へとコンバージョン(用途変更)しています。
建築学科/コースでは、年に2回、この空間を利用したデザインリビュー(学生の優秀作品の講評会)を開催しています。ぜひ遊びにいらしてください。
*写真は本学OGの髙橋菜生さん(髙橋菜生写真事務所)に撮っていただいたものです。