建築材料構造実験の授業で、座学の授業で説明したセメントの水和反応と水和熱を体感する簡単な実験をしてみました。
まずはアドバイザーの大学院生の先輩がやってみせます。
紙コップに白色セメント、早く固まる特殊なセメント、赤い顔料、水を入れてかき混ぜます。
10秒間練混ぜたら、すぐに小さな型枠に入れます。
授業用に特殊な材料を使っているので、通常だと何時間もかかるところ、わずか5分で固まって型枠から取り出すことができます。
しかも、いつもの灰色のコンクリートの色ではなく、赤い色つきです。
受講生のみなさんにも、一つずつ自分で練混ぜてもらいました。
セメントは固まるときに化学反応の熱を持ちますが、それを自分で練ってみて体感します。
授業で聞くだけだとわかりにくいセメント化学を、自ら体験することによって覚えてもらいます。