夢来鳥ねむ准教授の描いた3.11の東京を伝えるマンガ作品が5月8日まで稲荷鬼王神社で展示されています。
漫画は全11ページ。神社にまつられている区有形文化財の鬼をキャラクターに仕立て、震災の教訓などを語る内容。帰宅困難となって、徒歩数時間かけて帰宅した人や、買い占めで食料やガソリンが不足した状況など、当時の混乱ぶりが鮮やかに描かれている。また、福島県の原発事故で、風評被害に悩む市場関係者なども登場している。
漫画の完成間際には熊本地震が発生。「時間がたつと災害があったことを忘れてしまう」など、風化への懸念を強調していた結末を急きょ書き換えて、九州の被災地への復興のエールを込めた。
(YOMIURI ONLINE より)
サイト「YOMIURI ONLINE」
この作品は、稲荷鬼王神社が周辺住民ら50名に大震災当時の様子を聞き取ったアンケートをもとに制作されました。 今後インターネットなどでの公開も検討されているとのことです。