こんにちは、基礎教育の橘野です。
3月16日から22日までの約1週間、オーストラリアで芸術学部生対象の短期海外研修を実施しました。「オーストラリア アート&英語研修」という名の通り、オーストラリアで美術館見学、ワークショップ体験、作品プレゼンテーションなどを行いつつ、さらに英語も学ぼうという欲張りな内容です。
到着日には、早速クイーンズランド州のブリスベンにあるクイーンズランドアートギャラリーとGOMA(現代美術館)を訪ね、広々した美術館の雰囲気とオーストラリア独特の芸術作品を堪能しました。GOMAではちょうど「平成の日本アート展」を行っていて、オセアニアで日本に出会う不思議な経験をしました。
今回の研修の目的の一つは、参加者全員が英語で作品や研究内容の発表をすることで、そのために出発前から、何度も担当教員と練習を重ねてきました。幸いなことに当初予定の南クイーンズランド大学での発表の他に、町のアートセンターからも機会をもらって、合計2回のプレゼンテーションを行いました。
アートセンターでのプレゼンテーションには、地元の高校生や小学生から年配のアーティストまで幅広い人々が集まり、興味を持って聞いてくれました。終了後も誰もすぐには帰らずに熱心に質問やコメントが投げかけられ、参加者は英語で懸命に答えていました。
南クイーンズランド大学での発表では、工芸大からだけでなく南クイーンズランド大学の芸術学部の学生の発表もあり、学内の芸術学部の学生やスタッフが大勢参加して活発な交流を図ることができました。2回目の発表となれば、参加者もだいぶ慣れてきて落ち着いて話していましたし、終了後に先方の学生とメールアドレスを交換したりもしていたようです。
次回の報告では、英語レッスンと「オーストラリアらしさ」の体験をレポートします。