今年度のリレー連載は、基礎教育の教員が目を引いたり、皆さんに紹介したい光景などをもとに文章を綴ります。
今月から基礎教育に主に教職課程を担当する福田豊先生(教授)が新たに加わりました。今月は自己紹介も兼ねて福田先生に寄稿いただきました。
2024年度から、基礎教育に入職しました。福田豊です。昨年度まで高校で美術教諭をやっていました。何か新しいことをして、自分を変えたいとの思いが強くなり、転職を決意しました。長年教育現場にいた経験と知識をいかし、学生に教育に興味を持ってもらい理想の教師像を描いて欲しいです。工芸大では、教職関係の授業と彫刻の授業を担当します。教員を目指す学生が、力をつけ、教師を進路の選択肢の一つにしてくれたらうれしいです。
今日、教育現場はブラック(職場)とのイメージで語られる通り、煩雑な業務や教科(授業)に関連しない仕事の方が多いです。しかし、そこでめげずに、工夫し、他者と協力して仕事をしていくことで、教員も生徒も成長し、強くなっていくと信じています。私自身も、学校で鍛えられ、人間的な成長をとげ、他者の立場に立った視点で物事を考えられるようになったと思います。
また、少しずつではありますが、給与面や待遇に関しても改善が図られる兆しが見られます。現学生が就職するころには、それらが、徐々に実現化しているでしょう。教育現場が充実し、日本中の学校が幸せになることが夢です。
少々硬い話が続いたので、プライベートな話題を一つお話しして締めたいと思います。
突然ですが、私、養蜂をやっています。蜜蜂を飼ってはちみつをとっています。
私も含めて新生活をスタートされた方も多いと思いますが、蜂も一つの巣から新しい群れが分かれて新天地に移る「分蜂(ぶんぽう)」がこの時期に行われます。先日もいくつもの巣から、次々に分蜂がおき、それらを採取し、新しい巣箱に入れるという作業に追われました。
養蜂を始めたきっかけや、はちみつの取り方など、話題は尽きませんが、それらは次の機会にしたいと思いますが、蜂を飼い、蜂の働く姿を眺めていると、自然からの恵みのありがたさや環境問題、地域の課題など考えさせられることばかりです。もちろん、はちみつはおいしく、ありがたくいただいています。
虫は苦手という人も多いと思いますが、写真を添付します。見てください。かわいいと思いますがどうでしょう?
取留めのない文章になってしまいましたが、新しい環境で戸惑いはありますが、やる気に満ちています。いくつになっても学ぶことの大切さを改めて感じています。今後ともよろしくお願いします。