芸術学部 基礎教育

リレー連載・教員インタビュー9

今年度のリレー連載は、インタビュー形式で基礎教育の専任教員をご紹介していきます。基礎教育の教員プロフィールは

https://www.t-kougei.ac.jp/gakubu/arts/liberal/staff/

に掲載されていますが、それ以外に色々と掘り下げていきたいと思います。12月分の記事のアップが遅れてしまいました。申し訳ありません。

今月は橘野実子准教授に原稿をお寄せいただきました。


Q: 研究分野について簡単にご説明ください。

応用言語学を専門にしていて、特に第二言語習得と英語教育法を研究しています。思春期以降に新しい言語を勉強する場合、子どもが自然に言葉を覚えるやり方と同じではないと考えられています。その違いを明らかにして、効果的な英語学習(英語教育)の方法を研究する学問です。

Q: その分野での最新の(注目の)トピックは何ですか?

大学の英語教育では、学生の専門分野に合わせたカリキュラムの開発が近年盛んになっています。もともと1960年代に、学習者の仕事で必要な英語を目的に合わせて教えるESPという考え方が出てきましたが、それを様々な専攻の学生が存在する大学に当てはめた方法です。工芸大の場合には、自分の作品を英語で紹介する授業があり、海外研修でも作品紹介を実施しています。

【オーストラリアでの学生プレゼンテーション】

Q: 大学生時代に一番思い出深いことは何ですか?

案外まじめに勉強していました。高校は制服もない非常に自由な校風で、そこでのびのび3年間遊んだため成績も低空飛行でしたが、大学ではさすがに少しは勉強する気になったようです(笑)。学部時代は文学部で日本文学を専攻していましたが、授業がとても面白くて出席率は高かったと思います。自由な時間は、映画や演劇、コンサートに通ったり、海外旅行の資金稼ぎとしてアルバイトをしたりしていました。皆さんも、時間のある学生時代に様々な体験をしてみてください。大学院はアメリカと日本で通いましたが、とにかく忙しかったです!特にアメリカでは大量の課題(当然英語)に窒息しそうでしたが、今となってはよい思い出です。

Q: 最近のおすすめはありますか。

最近は歌舞伎や文楽といった伝統芸能にはまっていて、毎月観劇に行っています。伝統芸能を上演する国立劇場がこの10月で建て替えのために閉館になったのですが、その「さよなら公演」で意欲的な興業が多く行われました。そのうち歌舞伎では、9月と10月に妹背山婦女庭訓という演目が2か月連続で通し狂言として上演されました。普段は一部分のみの上演ですので、通しで見ることができたのは収穫でした。今後国立劇場が閉館している間は、オペラやバレエ、現代演劇のための劇場である新国立劇場を使うそうですので、どのような演出になるかも興味深いです。

Q: 東京工芸大学の良い所を一つ挙げてください。

しっかりした目的を持って入学してくる学生が多く、そのニーズに応えるべく教員がそれぞれの専門知識を熱意を持って提供している点です。また学科、学部、大学の各レベルで学生への支援が行き届いていると思います。

リレー連載・教員インタビュー8

リレー連載・教員インタビュー10

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