昨年4月から、学生たちとともに準備をしてきた芸術学部短期海外研修(オーストラリア アート&英語研修)。そろそろ研修も中盤にさしかかってきて、すこし学生たちの顔に疲れがうかがえようになってきました。
これまで何日かにわたってオーストラリアの先住民族アボリジニの文化を学んできましたが、今日はその最後の学びとして、アボリジニの血を受け継ぐ方が実際に大学に来て、彼らの儀式を再現してくれたそうです。私たち教員はUniSQのスタッフとのミーティングなどがあり、実際に授業に参加できなかったのがとても残念です。
昼食を挟んで、午後の授業では、週末に訪れる予定のGold Coast(ゴールドコースト)やToowoombaの中心にあるGrand Central(グランドセントラル)のことをJane先生が詳しく紹介してくださり、またそれに加えて、オーストラリアでの買い物やレストランでのマナーなどを教えてくださいました。
何も知らずに行くのと、すこし予習をして行くのとでは、現地での過ごし方もずいぶんと違ったことでしょう。
さて、3限目が終わり、午後のアクティビティーの時間です。
今日はこれまで機会がなかったToowoombaの郊外を見に出かけました。
学生たちが滞在しているモーテルからほど近いところにあるPicnic Point(ピクニックポイント)。
Picnic Pointからの眺め。
Toowoombaという街そのものが、周囲よりかなり標高の高い台地にあるということがよく分かります。どうりで夏だというのに涼しいわけです。
そのあとさらに郊外へ。どこまでもつづく大農場地帯。
見渡すかぎり小麦畑とコーン畑、それに牧場です。
いくら走っても次の街に行きあたりません。陽がずいぶん傾いてきたところで引き返してきました。
じつはこれまでの工芸大の海外研修では3限後のアクティビティーはなく、授業が終わったところで、学生たちはそれぞれがお世話になっているホームステイ先に帰っていました。
ところが、今年はコロナ禍の影響がまだ色濃く残っていて、どうしても人数分のホームステイ先が見つからず、その代わりの経験として、UniSQのご配慮でこの午後のアクティビティーが加わることとなったのです。