*この記事は髙木聖基礎教育教授が執筆しました。
リレー連載6月は髙木聖が担当いたします。
5月の令和改元により新たな時代が幕を開けました。何もかも「平成最後の……」から「令和最初の……」になりましたが、そろそろ一巡したころでしょうか。
平成生まれの在学生たちはこの改元をどのように受け止めたでしょう。私ことながら、「平成」はそのまま東京工芸大学での日々に相当します。
平成元年4月1日、当時厚木キャンパスにありました東京工芸大学女子短期大学部にご縁がありました。就職早々、さまざまなストレスから帯状疱疹になってしまうなど、この仕事はとても続かないだろうと感じました。
ところがその後、先輩・同僚・後進の皆様、事務部門の皆様そして何よりも学生諸君に支えられ、女子短期大学部で15年、その閉幕まで見届けました。
その後芸術学部に異動し、厚木・中野両キャンパスでの生活が15年。工学部でも授業を担当したので3部門すべてにかかわることができました。
31年目は一元化された中野キャンパスで迎えています。かつての女子短期大学部と同じように授業の後でお礼を述べて帰って行く学生が多く、何も変わりません。一番の思い出……、それはこれからつくるつもりで引き続き努力してまいります。
毎年開催されるホームカミングデーに加え、今年は特に35周年記念行事が計画されている華輪会(東京工芸大学女子短期大学部同窓会)などで多くの卒業生の皆様とお目にかかれるのを楽しみにしています。
おかげさまで元気です。
【写真上】厚木キャンパス西側キャンパス校門の右側にかつてあった表示
【写真下】桜、つつじ、あやめ、あじさい……。季節の花々に彩られたかつての女子短期大学部キャンパス