芸術学部 基礎教育

リレー連載「私の授業」

皆さん、こんにちは。基礎教育准教授の橘野実子です。

今年度の基礎教育リレー連載のテーマは、教員の授業紹介・研究紹介です。どうぞお楽しみに。

さて、第1回目は、橘野の授業紹介をいたします。現在は英語の学びなおしの授業「英語基礎」と、英語に慣れている学生向けの「上級英語II」「上級英語III」を担当しています。どちらも通年の授業です。また、正規の授業ではありませんが、芸術学部短期海外研修「オーストラリアアート&英語研修」の事前指導・プレゼンテーション演習も行っています。

「英語基礎」は内容的には文法の基礎の復習をその柱に据えています。英語の上達には、まずは文法の知識が欠かせません。ネイティブスピーカーの子供たちは文法を知らなくても英語を話しているではないかとの意見もありますが、思春期以降に外国語を習得する場合、効率よく学ぶには基本文法が非常に重要となります。ただし文法だけで英語ができるようになるわけではなく、語彙力や多くの英文に触れることも必要ですので、英語基礎では様々な基本文を通して語彙力増強と英語への慣れを目指しています。後期になるとある程度文法力と語彙力がついてきますので、多読という読書活動も取り入れています。多読はもともと読書を通して母国語を身に着けるという目的で始まったもので、日本でも小学校の「学級文庫」のように好きな本をたくさん読むという活動がありますね。その外国語版だと思っていただければ結構です。多読は多くの学生が大好きで、興味のある本を選んで物語の世界に没頭しています。不思議なことに、おもしろそうな本だと英語でも読めてしまうようです。授業終了後も英語を使ってほしいという願いもこめて、多読を実施しています。

もう一つの英語授業「上級英語」は、英語基礎とはだいぶ内容が違っています。こちらは英語の基本は身についているという前提で、実践的な英語力をつけるのが狙いです。2年生向けの上級英語は、社会問題を主に取り上げた時事英語の授業です。ニュースを正確に早く読解するとともに、学生同士での意見交換や、エッセイライティングの訓練も行います。

3年生向けの上級英語は英語プレゼンテーションのクラスです。英語で自分の作品や研究成果を発表することを目的としています。3年生になると、皆それぞれ作品制作や研究が進んできますので、それを英語で効果的に発表しようというわけです。グローバル化時代と言われる昨今、特にインターネットの世界では国境を越えて世界の様々な人々と直接的に交流したり、発信できるようになってきています。その中では圧倒的な情報量が英語で流されており、英語ができると有利になることは間違いありません。そのように世界に向けて作品や研究を発信するために、プレゼンテーションの基本構成、使用される語彙・表現、発音などを総合的に学びます。授業終了時には、クラス内発表会を実施しますが、希望者は学外の大学交流英語コミュニケーションフェスティバルにも参加して腕を磨いています。

学外発表会にて

この他にも、工芸大芸術学部には、英会話、英語I(一般英語)、英語II(一般英語)、英語特別演習(TOEIC演習)の英語授業があり、興味・関心や英語力によって選べるようになっています。学生の皆さんには、学生時代のうちにぜひ英語という有用なツールを身につけていただきたいと思いますので、質問や相談などありましたらどうぞ英語教員に問い合わせてください。

 

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