工学部 基礎教育研究センター

玉川小学校の猿

今日は、厚木市主催の「おもしろ理科教室」の授業をするために、厚木市立玉川小学校に出かけました。

朝、9時少し前、小学校に着くと、校門の前に2~3人の男の人がいて、校庭の空に向かってパンパンと鉄砲のようなものを打ちました。これは、歓迎の挨拶かなと思いましたが、いきなり打たれたので、とてもびっくりしました。あとで校長先生に伺うと、あれは猿を追い払うために地域の大人たちが来て、爆竹(ばくちく)を鳴らしてくれたのだと説明されました。

この七沢の辺りは、森から人家のある方に猿たちが降りてくることがあるそうです。校庭の小屋の屋根に12~3匹が集団で登っていたこともあるし、夏に子どもたちをプールに入れようとして準備をしていると、猿たちが先にプールに入ってしまい、教育委員会に連絡して水を全部入れ替えたこともあったそうです。今日はどういうわけか学校の回りに猿が多いので、休み時間に先生が校内放送で、猿を見かけても目を合わせたりからかったりしないようにと生徒たちに注意をしていました。

地域の子どもたちは、日頃から、先生や親に猿と出会ったらどうすればよいのか聞いて知っているので、トラブルに巻き込まれないように注意することが自然にできているのですが、それでも、数年前に、ある生徒が自転車に乗っているときに、行く手に猿が急に現れ、慌ててハンドルをきって走ってきた自動車にぶつかってしまったこともあるそうです(幸い、軽いけがで済んだようです)。また、農家の人にとっては、せっかく作物が実った畑を荒らされるので、生活に直接影響する死活問題だということです。

この辺りは、鹿や熊も出るそうです。大学の近くに、こんなに自然が豊かな地域があるということは、話で聞いていましたが、直接住んでいる人のお話を伺うのは初めてだったので、大いにびっくりしました。

今回は猿の話になってしまいました。授業の内容の話はまた次回のブログで紹介します。 (YU)

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