CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)は、6段階になっています。初級から順にA1,A2 ,B1, B2, C1, C2です。Cはペラペラレベルになるわけですが、なかなか手ごわい基準です。英語を専門としている大学院生も、話し言葉になるとAのレベルどまりの方もおおいです。なにしろ、言いよどみ(あー、うー、えーっと)もダメというもの。TOEICより学習者への要求度は高いです。
今日は一番初級向けのA1レベルについて説明します。A1は英検で言うと3,4、5級ぐらいのレベルです(Jamie Dunlea)。TOEICでいうと400点くらいです。英検3級は中学英語の理解の目安ですが、TOEIC公式サイトでは高校生平均が382点、大学生平均が430点ですから、ほとんどの大学生がA1レベルという厳しいものです。
A1のCan-do-listを示します。たぶんこれならできると自信が持てるはず!
★はっきり、ゆっくり話してもらえれば、自分や家族、身の回りの具体的な話は聞き取れれる。
★掲示板、カタログのよく知っている名前や単語を理解できる。視覚情報(イラスト)の助けがあれば、あらすじが理解できる。
★会話の相手が助け舟を出してくれるなら自分のことや身近な具体的な話題でつっかえつっかえ話せる。
★簡単なあいさつ、はがき、メールが書ける。申し込み用紙、入国審査用紙などに一人で記入できる。
重光
Council of Europe (2001) Common European Framework of Reference for Languagesを参考にしました。
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