新学期がはじまり、そろそろ授業が軌道にのったところだと思います。
毎回、学生さんからたくさん質問が出ますので、その中のいくつかを紹介しこちらで回答しましょう。
どのクラスでも一番多いのは、英語の勉強方法です。勉強方法に関しては、中学・高校の中でいろいろすでに試したものから、自分にあったほうほうが模索できているといいのですが、なかなかこれといった方法がみつからない学生さんも多く、それにより困っているようすがわかります。
いくつかご紹介しましょう。
Q どうやったら英語がしゃべれるようになりますか。聞いたらよいのですか、書いたらよいのですか?(2年生)
A 話し言葉を重視した学習をする場合は、聞きながら耳を鍛えたほうがよいでしょう。ただ、聞き流すのではなく、「シャドーウィング」という方法をおすすめします。聞こえた英語を、聞こえたとおりに言ってみます。そのとき、いちいち音声を止めるのではなく、流しっぱなしにして流れている音声に重ねて繰り返します。文字がないと何を言っているかわからないから無理と思わないで、聞こえてきた歌に合わせて歌うように、イントネーションや音をまねながらただただいっしょに言ってみてください。もちろん、1日ではペラペラにはなりません。長時間する必要はありませんから、とにかく続けてみるというのはいかがでしょうか(たとえば、通学の電車の中の英語のアナウンスだけつぶやいてみるなど Thank you for taking Odakyu Line.This is the local train bound for Hon-Atsugi. The next stop is Sagami-oono.The doors on the left side will open.)
Q 英語がまったくできないので勉強方法がわかりません。(2年生)
同じ量を練習しても、テニスがすぐうまくなる人と、なかなかうまくならない人がいます。また、いろいろなダイエット方法があっていろいろ試してもうまくいかないのと同じで、英語の学習方法もそれぞれの人に適した方法があります。
英語がまったくできないというのはどの程度できないのでしょうか。アルファベットが見分けがつかないというわけではないと思いますので、文構造が複雑になるとわからなくなるとうことでしょうか。英語の勉強法には、音読をしたり、和文英訳をたくさんやったり、英語の読書をしたり、問題集をひたすらやるとか、いろいろな方法があります。中学・高校時代に、どんな勉強方法をやっていましたか。それがなぜうまくいかなかったのかよく考えてみましょう。大学生になったのですから、試行錯誤して、これなら続けられる、これならやれるという方法を自分でみつけてみましょう。
(YS)