工学部 基礎教育研究センター

ζ(2) = ? 数学の授業のひとコマ

基礎教育研究センターの教員は、専門の授業も担当しています。今日は、コンピュータ応用学科2年生の専門科目の数学の授業がありました。

黒板にリーマンのゼータ関数の式を書いているのは、N君。S=2のとき、ゼータが収束することを示そうとしています。それには、優級数の原理を使います。2の平方の逆数は1掛ける2の逆数より小さく、3の平方の逆数は2掛ける3の逆数よりも小さく、以下同様につぎつぎと押さえられる。このことを使い、後者の項からなる級数については、部分分数分解というテクニックにより和が1であることが示せるので、その結果、ζ(2) は1+1=2より大きくなれないのです。

え? そんなふうに、ことばだけで説明されても、よくわからないよ、だって? 上の写真をクリックすると、黒板の数式が見えますよ。確かに、数学は実際に式を見てじっくり考えた方がよくわかりますね。

数学的な発想は、コンピュータを縦横無尽に活用するためにも基礎となる、大切な教養ですが、コンピュータ応用学科では、1年生の数学の授業で、数学的考え方の基礎ができ、テイラー級数などの新しい手法や知識も増えますので、2年生になると自由に、楽しみながら、数学とコンピュータを勉強するようになります。 (YU)

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