電気電子コースの豊田です。大学の研究室は、12月になると卒業研究の追い込みに入ります。光学設計研究室では、4年生と大学院生の研究成果の取り纏めも兼ねて、8月と12月に「複合材料研究会」に参加しています。今年は、コロナ禍の影響で、夏・冬ともオンライン開催となりましたが、12/19-20に群馬大学、静岡県立大学、弘前大学や東京工芸大学から100名を超える大学生・大学院生がオンラインで集まり、各々の研究について発表や議論を行いました。
会場の手配、プログラム作成、議事進行から懇親会の準備まで、運営全てを学生の皆さんが主体的に行っている特徴のある研究会です。上はZoomで撮った参加者の皆さんの集合写真です(より鮮明な写真はこちら)。オンライン開催も2回目になり、群馬大の皆さんの行き届いた運営のおかげで大きなトラブルもなく、丸2日かけて約100名の学生が自身の研究を発表・議論しました。
研究室からは、3年生7名、4年生7名と大学院生2名が参加しました。4年生の何人かは緊張している様子がネット越しにもわかりましたが、前日までの練習の成果もあり無事にやりきりました。発表に続く質問には手こずった印象でしたが、卒業論文の発表会に向けてさらなる準備と奮起に期待しています。
大学院2年生の山下さん・1年生の脇さんは、発表後の審査の結果、「研究発表特別賞」・「ポスター発表優秀賞」を頂くことができました。コロナ禍で研究時間の確保が難しいなか、頑張った成果が発表に透けて見えました。表彰式では、喜びと悔しさの入り混じった2人の表情を見て、とても頼もしく感じました。
このような困難な状況でも、学生の教育を大切に考え、オンライン開催に尽力された複合材料研究会の関係者の皆様に感謝するとともに、コロナ禍の早い沈静化を切に願っています。来年こそは、対面の研究会を行いたいですね。