アニメーション学科

ゼミ調査書提出まであと1週間

このブログは、在学生、卒業生に時々読まれているようです。それに加えてURLがオープンキャンパスで公開されていることもあり、これから入学を考えている方、在校生のご家族の方もご覧になられているかもしれません。今回はそれを念頭に置きつつ記します。

本学科では3年生になるとゼミに所属します。そのため、2年生のこの時期に、希望するゼミと理由を調査書に記入してもらい、学生一人ひとりと面談をします。(11/29~)

ゼミは必修なので、履修をしない・忘れた、そういうことがあればその先に進むことが出来ません。ですから、どこに入るのかは学科にいる以上極めて重要な選択となります。ゼミはそれぞれ考え方や行うことが違いますので、一人ひとりの行く先が変わっていきます。

ダブルキャンパスになって4年経ち、3、4年生が厚木にいないので、学科では11月1日からゼミ紹介コーナーを設け、学生には積極的に各教員に相談するよう、授業や掲示などで伝えてきました。
真面目に真剣に考える学生は、色々な先生に話を聞いたり、部活等でつながりのある先輩に相談したりしています。少なくとも「考えないといけない」という自覚は学生の中にあります。

しかしながら残念なことに、ゼミの選択を自分の事と思わない学生が毎年いることも事実です。必要な書類を受け取らなかったり、その場でゼミの名前だけを理由なく調査書に書く。面談でも全くゼミで行うことを調べていなかったり、無断欠席をする。
それではこの先、自分自身がどのような学びや成長をしたいか考えない事と同じです。
2年生は年齢的に全員成人式を迎え、社会的には大人です。求められる必要な事は自ら判断して行動することが望まれます。ですから、万が一何もしないという場合、それは本当に進級を放棄する事になりかねません。学科では厳しく自分を律するよう通達しています。

ただし一方で学生ですので、ご家族などの応援、支援を受けて通学している場合がほとんどです。
そこで、一人暮らしをしているのであれば電話を、実家暮らしであれば直に話をする機会をもってください。2年のうちに入学前の希望と今の希望が変わったり、現実的な話に襟を正したり、初志貫徹で頑張っていたり、学生一人ひとりに様々な変化が起きています。
「アニメーションが好きでそういう勉強をしたい」と漠然と思って入試を受けた2年前とは、見た目は同じでも大きく内面が変わっていると思います。そこに気付いてあげてください。

大人だから任せているという教育方針の方もいらっしゃると思いますが、今が基礎課程から発展へ移行する時です。将来を意識し、気が早ければ就職すら考え始めます。実際、専門学校生であれば次年度から社会人になります。自立し、自活していかなければいけない同世代がたくさん出てくる中で、自分はどうするのか?
学生にとって大事な時期ですし、不安もあるでしょう。
自信を無くしながら、家では笑顔でいる学生もいると思います。

そんなに不真面目な学生がいるのか?と思われる方がいるかもしれませんが、誰しも20代の始めだった頃は、学業以外に楽しい事がたくさんあったと思います。
友人の家でワイワイ遊んで夜を越したり、遠出をしたり、サークル活動に精を出したり。友人が授業を休むと言えば、何も考えずに一緒に休んでしまったり。
美術系を卒業された方であれば、1、2課題提出を飛ばした事があるかもしれません。
バイトでお金が入れば、親を気にせず買い物したり、遊ぶ事も出来たかもしれません。
これは決して不良的な行動ではなく、勉学だけに励む学生生活を送ったという事の方が珍しいと思います。
活動範囲が広がり、自主選択が出来るようになるのは当然の事です。しかしそこで、どのように学業と向き合い、友人関係を作り、自分の夢や目標を希求して行くのかが大事です。
それが大人になるためのステップだと思います。
しかし自由が利く事に慣れ、そちらに意識が傾きすぎてしまうのも大学2年生の頃です。
やはりまだ見た目に反し、学生が大人と子供の狭間なのは、ここに限らずどこの学校でも同じだと思います。

是非「ゼミはどうするの?」「勉強どうしてる。」など、このタイミングで気にかけてあげてください。
よろしくお願いします。

新千歳空港国際アニメーション映画祭2017

領域研究・小原秀一さん

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