1年生「基礎技法」”撮影”の授業は、夏休み前の3週と明けの3週、計6週を掛けて、カメラの基本的な構造や使い方を学び、撮影を行う授業です。東京工芸大学はもともと東京写真大学といっていたくらい、写真とは繋がりの深い大学ですが、アニメーションにとっても、ファインダーを覗いてのモノの見方や構図、またカメラアングルや撮影技術など映像作りにも直接関連する事も多く、写真はとても繋がりが深いのです。
先週は一眼レフカメラ(デジタル一眼レフの他、マニュアルの一眼レフでフィルム巻き取りなども体験したのですよ。)の基本的な構造や、絞りやシャッタースピード、露出などを学び、今週は各班ごとデジタル一眼レフカメラと各々持参したデジカメを持っ構内に繰り出し、撮影を行って行きました。
普段何気なく過ごしているキャンパスも、ファインダーから覗いてみる世界は別世界。1枚づつが絵になる風景として捉えられます。また、携帯やスマートフォンで手軽に取れる写真とはまた違い、シャッタースピードや絞り変えて、それぞれの”適正露出”や構図を考え、被写体に迫る姿はみんな名カメラマンのよう。楽しい時間はあっという間に過ぎ、実習が終わる頃には夕方の日差しがキャンパスを包んでいました。
次回の授業は、撮影した写真の講評会。どんな作品に出会えるか、またひとつ楽しみな講評会が増えました。