昨年は東日本大震災の直後という事もあり、交通や安全面を考慮した結果、本学の学位授与式は早々に中止が決定され、中野キャンパスで各学科ごと学位を受け渡す事になった(これはこれでアットホームの中、感動的な式とはなりました。また、お互いの無事を確認し合ったのでした。)ため、2年ぶりの学位授与式となりました。本学の場合、学部ごとに式が行われ、工学部が厚木キャンパス、芸術学部は中野サンプラザで行われます。
吹奏楽部の式典歌の後、粛々と式が進み、若尾学長から学位と各賞等が渡されて行きました。晴れやかな表情で式に臨む卒業生の姿は嬉しい反面、あ、もうこの学生達とキャンパスで話したり、制作したりする事が出来ないのだなと淋しい気持ちにもなってしまいます。
式典後は同窓会・後援会共催による卒業祝賀会が上階にて行われました。装いも新たにドレス姿などに着替えた卒業生も多く、式とはまた違った華やかな雰囲気ですね。みんな良い笑顔で学生時代を振り返り、想い出話に花を咲かせていました。
アニメーション学科の長い夜はまだまだ続く!場所を変え、今度は卒業生が学科の教職員を招待し、謝恩会の席を設けてくれました。こういう気遣いが本当に嬉しいのですね。想い出の映像やお世話になった先生方への花束贈呈など、時には涙も笑いもあり、感動的で名残惜しい酒宴は夜遅くまで続きました。
「ありがとうございました!サヨウナラ!」
別れ際にみんなで交わしたコトバに色々な意味が込められた、そんな夜の別れでした。次に会う時にはみんなとどんな言葉で、どんな顔で、そしてどんな作品で出会えるのかな。
それまでしばらくサヨウナラ。そして、ありがとう。そして本当に卒業おめでとう。