芸術学部 基礎教育

海外研修 (4)

海外研修レポート(4)2月28~3月1日

2月28日(金)、今日は陶芸と版画作成の体験授業に参加しました。大学のアートギャラリーに移動し、学生は2つのグループに分かれてそれぞれの授業を交代で受けます。陶芸ではカップの大まかな作り方を教えてもらい、デザインや形は自由にアレンジしていきます。粘土は乾燥しやすく、形を整えるのはとても大変でしたが、学生たちはお喋りをするのも忘れて制作に集中していました。コアラやウォンバットなど、オーストラリアらしいデザインを取り入れた作品が多く、研修が彼らにとって楽しいものになっていることがうかがえます。陶器は乾燥させ、2回にわたって焼いたあと学生の手に渡る予定です。版画ではシルクスクリーンという手法を教えてもらい、好きなデザイン、色を厚紙のうえに重ねていきます。また、特種な薬品のついた紙にオーストラリアの植物をのせ、太陽光に5分間浴びせると影が浮かび上がる作品にも挑戦しました。独自の芸術世界を表現できる機会に、学生はすっかり熱中していました。

午後はオーストラリアの代表的なお菓子や料理を食べる文化学習の時間です。Natが料理を綺麗に盛り付けしてくれて、学生たちは熱々のミートパイにカンガルーの肉、スパイスのきいたスナックにチーズ、果物など、オーストラリアの典型的な家庭料理からお土産としても人気なお菓子まで実食することができました。

スタッフの人からキャンパス内に野生のコアラがいることを教えてもらった学生がおり、皆で見に行くことになりました。高い木の上で半分寝ているコアラの姿はとても可愛らしかったです。担任のNatもキャンパス内で野生のコアラを見たことはないと言っており、ものすごくラッキーな日になりました。

3月1日(土)、本日は課外授業として、UniSQが位置するトゥーンバの町を散策しました。トゥーンバはブリスベンから150キロほど内陸にあり、植民地時代の歴史を感じられる町並みや、美術館、大きなショッピングセンター(Grandy)のある、落ち着いた雰囲気の小さな町です。はじめに訪れた劇場「エンパイアシアター」は様々なアート、音楽イベントを催して、町の文化活動に大きく貢献してきました。1911年に建てられて以来、何度も立て直された劇場のなかはモダンな部分と建築当時のままの壁や床が混在し、古い教会(Theatre Church)まで取り込まんだ不思議な空間になっています。その後、学生はトゥーンバのアートギャラリーに移動しました。ちょうどファーストネーションの作品に関する講演が行われており、(席が全てうまっていたため)学生たちは外国スタイルで床に座って話を聞きました。

そして、グランド・セントラル・ショッピングセンター(Grandy)での買い物です。この時間を楽しみにしていた学生さんも多く、2時間ほどの時間をみんな思い思いに過ごしていました。グランディは旅行者向けというよりも地元の人たちが買い物をする場所です。学生たちは地元の人たちに交じって、日本とは違う会計の仕方などに戸惑いながらも、協力しながら買い物を楽しんでいました。帰りはホストファミリーが迎えにきてくれました。

2週間の海外研修も折り返しです。残りの1週間も大いに学び、いろいろなことにチャレンジしていきましょう。

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