今年度のリレー連載は、基礎教育の教員が目を引いたり、皆さんに紹介したい光景などをもとに文章を綴ります。
今月は小田珠生先生にご寄稿いただきました。
こんにちは!小田珠生と申します。「日本語」(留学生対象)や、「日本語表現法」、「日本文学」などの授業を担当しています。
今回、私が選んだ写真は、こちらの一枚です
こちらの写真は、2025年1月、町田リス園に行った時に撮ったものです。
タイワンリスの放し飼い広場でリスに餌をあげたのですが、ひまわりの種を食べる愛らしい姿に本当に心が和みました。ちなみに、1月の寒い日でしたが、タイワンリスは冬眠しないそうです。
町田リス園は、公式ホームページによると、「障がいのある子供達に働く場を……」という親御さん達の切実な願いに町田市(当時大下勝正市長)が応え、伊豆大島「りす村」の全面協力のもと、1988年に授産施設としてスタートしたとのことです。授産施設というのは、「身体上若しくは精神上の理由又は世帯の事情により就業能力の限られている要保護者に対して、就労又は技能の修得のために必要な機会及び便宜を与えて、その自立を助長する施設」のことを指します(厚生労働省)。現在は、障害者総合支援法の就労支援B型施設(特定非営利活動法人 町田リス園)として運営されており、20名の方が勤務なさっているそうです。
アクセスですが、町田リス園は、小田急町田駅からバスで約20分のところにあります。中野キャンパスからも、厚木キャンパスからも「ちょっと足を延ばせば」行ける距離です。
<基本的な情報>
所在地:東京都町田市薬師台1-733-1
入園料:大人500円、子ども300円、障がい者200円
開園:10:00~16:00(火曜日休園)
※詳しくは、公式ホームページをご確認ください。
本学工学部で某授業をご担当の先生(小田急線沿線在住)からの情報によると、午前中に園に行けば、お腹を空かせたリスたちが餌を求めて勢いよく寄ってきてくれるとのことです。私が園に行ったのはお昼すぎだったので、空腹具合が「まあまあ」だったためか、リスたちは比較的穏やかだったように思います。どの時間帯のリスにもそれぞれのかわいらしさがあるとは思いますが、いずれにしても、長袖・長ズボンの着用がお勧めです(公式ホームページ「リスの放し飼い広場でのお約束」をご参照のこと)。
ぜひ皆さんも、春休み中に愛嬌いっぱいのリスと一緒に楽しい時間を過ごして、リフレッシュしてください!タイワンリス以外にも、様々なかわいい動物たちに会えますよ。
【参考】
町田リス園公式ホームページ(https://www.machida-risuen.com/index.html)
厚生労働省「社会福祉施設等調査:調査の結果(用語の解説)」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/23-22d.html)