芸術学部 基礎教育

リレー連載・教員インタビュー7

今年度のリレー連載は、インタビュー形式で基礎教育の専任教員をご紹介していきます。基礎教育の教員プロフィールは

https://www.t-kougei.ac.jp/gakubu/arts/liberal/staff/

に掲載されていますが、それ以外に色々と掘り下げていきたいと思います。今月は教職課程を担当されている相澤久徳教授に原稿をお寄せいただきました。


Q: 研究(制作)分野について教えてください。

A: 東京工芸大学の中では、教職関係の授業を担当しています。教員免許状取得を希望する学生のみの授業なので、ゼミのような比較的学生との距離が近く、経験を元にした教育現場の話を織り交ぜながらの授業をしています。

また、個人の研究としては、彫刻作品の制作を続けており、展覧会等で発表をしています。石を中心とした作品なので、制作にはとても時間がかかりますが、その作家としての活動をしながら、様々な年代や学校で講師といて美術教育に関わり、児童生徒の美術表現について学んできた教育現場での指導を授業に活かし、現在の美術教育、美術表現についての指導法を学生と共に学んでいます。

Q: 最新のトピックは何ですか?

A: 最新と言うことではありませんが、教職ということで言えば、皆さんもニュース等で聞いていると思いますが、やはり現在一番問題になっている、教育現場での教員不足ではないでしょうか。様々な報道ではマイナス面しか伝えられていませんが、プラス面の方がたくさんあることを、教員を経験した人ならば感じると思います。今まで関わってきた教育現場では、どの先生方も教育に一所懸命取り組み、児童生徒との関係を大切にし、共に成長していくことを楽しんでいるように感じています。

Q: 彫刻作品って?

普段彫刻作品にかかわることは少ないと思いますが、今年度、東京工芸大学芸術学部フェスタで展示する予定の作品を紹介します。

皆さんが想像する彫刻作品とは少し感じが違うかもしれませんが、2点とも御影石と大理石を削って作ったものです。石というと堅いゴツゴツとしたイメージがあるかと思いますが、表情を変えるだけでものの感じ方も変わり、自由でさまざまな表現へとつながっていきます。現在ではデジタル機器での表現が主流になってきているように感じますが、実際に素材を手で触り、いろいろな感触を感じながら、試行錯誤をして形を作っていくという表現の楽しみ方も、たまにはいいのではないでしょうか。

Q: 大学生の頃はどんな学生でしたか?

A: 学生時代は、掲載した作品写真からも分かると思いますが、毎日石の粉だらけになりながら彫刻の制作を行っていたという思い出しか浮かびませんが、大学の行事やその他様々なことに対しても真剣に取り組み、自由や厳しさを感じながらも楽しい学生生活を送っていたように思います。

現在も学生時代同様に、石の粉に紛れながら、形を創り出すことを楽しんでいます。

Q: 作品の発表は?

A: 主に画廊を中心にした発表を行っていなすが、上記で紹介した東京工芸フェスタの作品とは別に、現在、来年2月に予定している展覧会の作品を制作中です。今年の暑さでなかなか制作が進みませんでしたが、興味があるようでしたら、上野にある「いりや画廊」(2024年2月12日~24日)での展覧会をご覧ください。今回の展覧会はレリーフ作品が中心でのグループ展になりますが、また違った感じの彫刻作品になっていると思います。表現の違いを楽しんでみてください。

リレー連載・教員インタビュー6

リレー連載・教員インタビュー8

大学公式サイトはコチラから
KOUGEI PEOPLE 東京工芸大学 学科・コースブログ集

最近の投稿

アーカイブ

大学公式Webサイトで
工学部・芸術学部の詳細を見る

PAGE TOP