芸術学部 基礎教育

リレー連載・教員インタビュー5

 

今年度のリレー連載は、インタビュー形式で基礎教育の専任教員をご紹介していきます。基礎教育の教員プロフィールは

https://www.t-kougei.ac.jp/gakubu/arts/liberal/staff/

に掲載されていますが、それ以外に色々と掘り下げていきたいと思います。今月は小川真人教授に原稿をお寄せいただきました。


Q: 研究(制作)分野について教えてください。

研究分野はドイツ語圏を中心とした近代美学研究です。博士論文は哲学者ヘーゲルの芸術哲学の成立史的研究を、悲劇論との関連でまとめました。現在は18世紀の「芸術」概念成立と、やはり近代における「技術」概念の変容との関連に注目して勉強しています。

Q: その分野での最新のトピックは何ですか?

コロナ禍の席巻した2020年はヘーゲルの生誕250年のメモリルイヤーでした。日本では新しいヘーゲル全集刊行が全19巻24分冊で進められています。わたしは演劇批評とゾルガー遺稿集批評の翻訳を担当しました。

芸術哲学講義(いわゆるヘーゲル美学)は、存命中に出版された著作でなく、大学での彼の講義を没後に弟子が編集してだしたものです。他の講義ですと、ヘーゲル自筆の講義ノート等があるのですが、芸術哲学の講義のばあい自筆ノートは断簡としてわずかに残るのみで、教室で弟子が書き取った聴講者筆記録が典拠となります。その筆記録が近年ドイツ本国でそれぞれの年次で出版されました。聴講者筆記録は部分的に日本語訳されてわたしも参加しました。

Q: 大学生の頃はどんな学生でしたか?最も力を入れていたこと(思い出深いこと)は何ですか?

20歳の夏(1985年8月)、ヘーゲル芸術哲学を研究する人生を歩もうという考えをもったわけですが、そこに至るまで、前衛ジャズ即興演奏(エレキベース担当)をしたり、オーケストラでコントラバスを弾いてマーラーやベートーヴェンの演奏に参加したり、現代美術展(西武美術館『芸術と革命 ロシアアヴァンギャルド展』など)にいったり、アングラ演劇(太田省吾・転形劇場「水の駅」など)をおそるおそるのぞいたりと、疾風怒濤の日々がありました。

Q: 最近おすすめの展覧会をご紹介ください。

写真家ソウル・ライターの展覧会が渋谷でやってますね。彼の写真はとくに学生さんにはササるようですね

※『生誕100年記念 ソウル・ライターの原点 ニューヨークの色』展 2023年7月8日~8月23日 於:ヒカリエホールA(東京、渋谷ヒカリエ9F)

Q: 東京工芸大学の良い所を一つ挙げてください。

唯一無二のユニークさです。時代の今をとらえていることと100周年のように歴史的な背景とがうまくミックスし学校の魅力になっているところがよいのではないでしょうか。


 

彫刻展『空』

リレー連載・教員インタビュー6

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