芸術学部 基礎教育

リレー連載「しくじり先生から未来ある君たちへ」

1月リレー連載担当の大島武です。

本年度芸術学部重点的教育研究事業「留学生を主体としたワークショップの開催と支援コンテンツの作成」(通称:F-プロジェクト)に携わりました。これは本学留学生による後輩たちのための支援コンテンツ作成を主目的とするもので、インタラクティブメディア学科 大久保 真道先生、マンガ学科 チョン インキョン先生との共同研究です。本稿では私がこのプロジェクトを立ち上げた「ホロ苦い事情」をお話しします。

プロジェクト立ち上げの動機は自分自身の留学体験にあります。1994年~1995年英国ロンドン大学インペリアル校で経営学を学びました。いわゆる企業派遣の留学生で、学費等すべて会社持ちで給料も出るので、なかなかいい御身分です。ただし万一学位(修士)が取れないと社内的に大変まずい立場になります。私は2つの目標を立てました。

  • 何がなんでも学位を取る
  • イギリス生活を楽しむ

学位取得に向けては、6人いた日本人でつるんで毎週勉強会を開きました。銀行から派遣された人が「金融論」、化学メーカーの人が「マーケティング」、人事部出身の私が「人的資源管理論」などと担当を決め、それぞれに教えあってテスト対策をするのです。アメリカと違って授業中の発言よりもペーパーテストが重視されるので、このやり方は効果的でした。

「生活を楽しむ」の方は、私は当時もう31歳で結婚もしていましたので、家族との時間を大切にしました。イギリスの食べ物が口に合わなかったこともあり、毎日授業が終わると一目散に家に帰って妻の手料理を待ちます。4歳だった息子は可愛い盛りで、大学院で講義を聴きながら「今日は子どもと何して遊ぼうかな~」と考える毎日でした。週末は親子3人でのお出かけに終始しました。留学時代の写真はこのように家族で遊びに行っているものばかりです。(家族写真①②)

家族①

家族②

2つの目標を達成し、留学生活は無事終わりました。でも、今、私は後悔しています。もっと現地の学生を触れ合えばよかった!この時期にしかできないことが一杯あったはずなのに!アメリカに長く留学されていた大久保先生には今でも連絡を取り合う友人がいるそうですが、私には1人もいません。今では英会話もきれいに忘れ、とても留学経験者とは思えない悲惨なレベルです。

しくじり先生、オレみたいになるな!

工芸大の留学生には私みたいな残念な留学生活を送ってほしくない、勉強以外でも、留学時代にしかできないことにチャレンジしてほしい。これが本プロジェクトを立ち上げた正直な動機でした。

さて、残念な元留学生が発案したF-プロジェクトでしたが、模範的元留学生(大久保先生、チョン先生)のお力を借りて、日本人学生3名を含む12名で楽しく有意義に活動しています。(Fプロ写真③④⑤)。活動の模様はユーチューブでも公開していますので、ぜひご覧ください!https://www.youtube.com/channel/UCcQ1MmWp_c6ZmNwWGfMPafg

Fプロ③

Fプロ④

Fプロ⑤

リレー連載「バウハウス100周年」

「相澤久徳展」

大学公式サイトはコチラから
オープンキャンパス
KOUGEI PEOPLE 東京工芸大学 学科・コースブログ集

最近の投稿

アーカイブ

大学公式Webサイトで
工学部・芸術学部の詳細を見る

PAGE TOP